August 27, 2022
ここ3年、コロナの影響により驚異的なスピードでリモートワーク・テレワークが普及したが、「10年後にどのような場所で働きたいか?」という質問に対して、「オフィスはなく、各自自由な場所で働く」と答えた労働者は約1割にとどまったという調査結果がある。「自宅だと業務に集中できない」「設備や什器、備品が不足していて業務効率が悪い」「コミュニケーションに課題がある」とリモートワークならではの課題を感じている人が多いようだ。 働き方の変化と2030年のワークスタイル予測|KOKUYO MANA-Biz その一方、半強制的にリモートワークを経験したワーカーたちは、その恩恵を多く見つけた。 世界的な人材紹介会社ロバート・ハーフが今年3月に発表した調査結果によると、アメリカの労働者の5割が、フルタイムでのオフィス勤務を強制されるくらいなら辞職した方がいいと考えているという。通勤が無い・家族との時間が増えるなどwell-beingなワーキングスタイルを得られるリモートワークは一時的なものではなく、人生そのものを向上させるシステムのように思える。 【ワークライフ】 出社再開を指示されたらどうする? 出社するくらいなら辞めてやる?|BBC News JAPAN こういった理由により、企業はオフィス勤務とリモートワークの良いとこ取りができるハイブリッドワークシステムを導入したり、oviceなどのバーチャルオフィスを使用することによりリモートワークのコミュニケーションの課題をクリアにしていくという工夫が必要だ。 そんな中、ハイブリッドワークならではの問題・疑問も生まれている。その中の一つが「ハイブッドワークのスケジュールはどう作成したら良いのか?」だ。そこでこの記事では、ハイブリッドワークタイプ別のPros & Cons リスト(長所・短所のリスト)とスケジュール作成ガイドを紹介する。 ハイブリッドワークとは? ハイブリッドワークとは、オフィス勤務とリモートワーク両方を取り入れたワークスタイルだ。企業・チームのサイズやプロダクト、企業文化によってスケジュールは異なる。 例えばAppleとAirbnbは両社ともにハイブリッドワークを導入しているが、Appleは少なくとも週に一度は出社しなければならない義務があり、Airbnbは完全に自由(もちろん出社することも可能)。このようにハイブリッドワークの中でも企業によって異なるルールが混在している。 ハイブリッドワークのタイプ別Pros & Consリスト ここからは、5タイプに分けられたハイブリッドワークそれぞれのPros&Cons(長所&短所)リストを 紹介する。 オフィスファースト ハイブリッドワークへのアプローチ:チームリーダーはオフィスへの出席を促進するが、緊急時などの事情に合わせてチームがリモートで作業できるようにしている。 このモデルを取り入れている企業:直接チームメンバーと会ってコミュニケーションを取る必要があるチーム。オフィス文化が強い企業。またはリモートのみの作業の経験がほとんどない企業。…