年末を迎え、1年の締めくくりにオンライン忘年会を企画する企業も多いでしょう。コロナ禍以降注意ポイントとなっていた“密”を回避できる以外にも、リアルな忘年会とは異なる魅力が多くあるオンライン忘年会。この記事ではオンライン忘年会について、見どころや開催目的、成功させるためのポイントを紹介します。
目次
オンライン忘年会の目的はモチベーションアップと絆作り
年末の恒例行事として定着している忘年会には、1年間の仕事を振り返り、来期に向けた目標の目線合わせをする以外にも、社員の生産性に関わる「モチベーション」と「人間関係」に大きく寄与します。
そこには、以下のような目的があります。
昨今のテレワーク普及で成果の可視化が難しい中、忘年会は活躍組織や社員を公表し、労う機会となり、社員のモチベーション向上につなげることができます。
また、対面で話す機会が減り、コミュニケーション不足を懸念する声に対しても、忘年会を通して身近なメンバーや他部署との交流が生まれ、結束力が強まるでしょう。
成果を出した部署・社員への慰労や表彰
忘年会では、組織や会社で進めてきたプロジェクトの成果を参加者全員で振り返り、次年度の目標や意気込みを明言することで、全体の士気を高めます。これはオンライン忘年会でも同様です。また、成果を改めて発表することは、会社や社会へ貢献していることを実感できる貴重な機会です。
優秀者やハイパフォーマンス組織を表彰する場合は、表彰された人のモチベーション向上だけでなく、他部署の活躍が良い刺激になり、切磋琢磨する姿勢を育みます。
ストレスの発散
フランクに楽しめるオンライン忘年会は、日頃のストレスを発散できる場にもなります。普段は気を使って話せないような相手とも近い距離感で話すことができ、仲間の仕事以外での一面について触れる機会が得られるでしょう。
レクリエーションでコミュニケーションを活性化
オンライン忘年会ではレクリエーションを行うことが多く、普段関わらない他部署の人達ともゲームを楽しみながらコミュニケーションを取ることができます。レクリエーションを通じて絆を深め合うことで、普段の仕事でも円滑に物事を進めることができるようになるでしょう。
オンライン忘年会を開催するメリット5つ
一か所に集まって開催するリアル忘年会に比べ、オンラインで開催すると以下のようなメリットがあります。
- 移動の必要なく、住む場所にかかわらず参加できる
- レクリエーションなど企画の幅が広がる
- 席の移動が自由!より大勢の人と交流できるチャンスがある
- 場所の確保が不要、コストを抑えて開催可能
- 途中退出が可能で強制力が少なく、フランクに参加できる
それぞれ詳しく紹介します。
メリット① 移動の必要なく、住む場所にかかわらず参加できる
オンラインでは、社員が自宅や好きな場所から参加できるため、会場への往復やフル参加しなくてはならないという拘束感が少なくなり、参加ハードルが低くなります。育児などで夜外出しづらい人や、国内や海外の遠方地域にいる社員も、場所を理由に参加を断念する必要がありません。
メリット② レクリエーションなど企画の幅が広がる
会場での開催は、会場の設備やスペースなどの兼ね合いから、集まって飲食するのみで終わるケースもありますが、オンラインでは画面のシェアで手軽にゲームを開催でき、レクを取り込みやすい特徴があります。
メリット③ 席の移動が自由!より大勢の人と交流できるチャンスがある
リアル忘年会では、大勢で集まっても限られた人としか話せない、飲み物や料理の移動が手間で座席を替えづらいなどの物理的制限がありますが、オンラインでは参加者の誰とでも同じように関わることができます。また、チャットやリアクションなどの機能を使い、オンラインならではのコミュニケーションを楽しめます。
メリット④ 場所の確保が不要、コストを抑えて開催可能
忘年会は、会場確保やケータリングなど事前に手配すべきものが多く、幹事の負荷が大きくなりがちですが、オンライン形式では会場探しが不要です。忘年会用の料理を会社で支給する場合は、フードデリバリーが必要ですが、かかるコストは大幅に減ります。
メリット⑤ 途中退出が可能で強制力が少なく、フランクに参加できる
会場での開催では、自宅と遮断された環境のため、家の用事がある場合は欠席するか、他の人のサポートがあった上で参加することになります。一方、オンラインでは途中の退出や入室が柔軟であり、子どもやペットがいる家庭でも気兼ねなく参加できます。また、終始参加しなくてはならないという強制力が無いことも、参加しやすさにつながるでしょう。
オンライン忘年会の企画、アイデアを考えるヒント
オンライン忘年会を成功させるには、集客と忘年会当日の流れが大切です。5つのポイントを意識して当日を迎えると良いでしょう。
- Point1. 幹事は複数人で組むとスムーズ
- Point2. アジェンダとタイムテーブルの管理で時間を有効活用
- Point3. 司会を予め指名し、参加者が話す時間も設ける
- Point4. グループ単位で話せるように工夫
それぞれ詳しく解説します。
Point1. 幹事は複数人で組むとスムーズ
少人数の飲み会と異なり、忘年会は規模が大きく準備にも時間がかかります。幹事は複数人で担当し、出欠確認やゲームの企画、スライドの作成、おつまみの準備、当日の司会進行など役割を分担しましょう。
また、オンラインは画面越しで開催するため、リアルとは場の盛り上げ方が異なります。事前に幹事でリハーサルを実施し、当日は何人かで対話しながら進めると、場を温めやすいかもしれません。
Point2. アジェンダとタイムテーブルの管理で時間を有効活用
会場をレンタルした場合は時間制限がありますが、オンラインでは制限がないため、ダラダラと長引いてしまいがちです。アジェンダを作成する際は15分単位で流れを書くなど、細かく記載しましょう。司会や参加者の時間に対する意識が強くなり、テンポよく進められるようになります。途中で抜ける人も、時間に合わせて戻りやすくなるでしょう。
Point3. 司会を予め指名し、参加者が話す時間も設ける
司会者や各組織の発表者、インタビューなど、当日話しを振る人は事前に決めておきましょう。その際、資料送りをどうするかや一人当たりの持ち時間なども認識を合わせておきます。話し手や投影スライドの切り替えにもたつくと、参加者の興味が薄まってしまう可能性があるため、事前の調整は重要です。
Point4. グループ単位で話せるように工夫
オンラインは、他部署や遠方のメンバーともフラットに会話できることがメリットの一つです。個別で話すフリータイムを設けたり、全体をいくつかにグルーピングし、チーム対抗でゲームに取り組む時間を設けたりすると、満足感が高まります。
オンライン忘年会におすすめのサービス6選
幹事を助けるツールやオンライン忘年会に特化したアプリが続々と増えています。企画や予算に応じて取り入れることで、オンラインの新しい忘年会を成功できるでしょう。
ここでは、6つのサービスを紹介します。
1. ブレイクアウトルームでグループ会話も「Zoomミーティング」
Web会議でもお馴染みの「Zoom」を使い、オンライン忘年会を開催できます。Zoomに慣れていれば、違和感なく参加でき、操作に戸惑うこともありません。Zoomは大人数が同時接続しても配信が安定しやすく、少人数の部屋を作る「ブレイクアウトルーム」の機能はゲームなどの企画に有効活用できます。
2. バーチャル会場でゲームも談笑もできる「ovice」
「ovice」は、イベント開催やオフィスとして使える新感覚のバーチャル空間で、オンラインでも同じ場所にいる一体感を味わえます。
アバターとして参加し、全員一斉にゲームを楽しんだり、隣の人とちょっとした会話もできるなど、双方向のコミュニケーションが可能です。ゲーム専用のレイアウトや本格的なおつまみなど、盛り上がるコンテンツがすべて揃い、満足度の高い忘年会が実施できます。
3. クイズ大会が開催できる「Live!アンケート」
「Live!アンケート」は、リアルタイムにアンケートの回答や集計ができるため、忘年会で提案のクイズ大会に有効です。クイズ作成は数分ででき、参加者は手元のスマホからアプリやブラウザで回答画面を開き、答えを選択すると、その場で集計状況が公開できます。正答率が高い人の発表もできるなど、クイズ大会を盛り上がる仕掛けが充実しています。
4. リモートで謎解き「リモ謎」
数年前から謎解きが流行していますが、オンライン上でチームを組み挑める「リモ謎」は、メンバー同士の絆を深化させます。チームで協力しながら進むためコミュニケーションが生まれ、独特の世界観はワクワクした気持ちを味わえるでしょう。難易度や所要時間によって複数バージョンがあり、進行中も各チームの状況をチェックできます。リアル忘年会では実現が難しい謎解きですが、リモ謎なら忘年会のメインイベントに採用可能です。
5. オン飲みに特化したデリバリー「nonpi foodbox」
「nonpi foodbox」は、ランチミーティングや忘年会など、会話しながら飲食するシーンにぴったりのデリバリーサービスです。予算に応じたプランが複数あり、宴会プランでは一口サイズのアラカルトからシメのラーメン、アルコールドリンクまでセットになっています。忘年会開催中に、ゆっくりとした食事を楽しめるでしょう。
6. オンライン忘年会代行「バヅクリ」
「バヅクリ」は、プロの司会や世代、タイプに合わせたイベントの企画、運営など、幹事が進める一連の内容をお任せできるサービスです。組織や企業のイベントにふさわしい参加型プログラムが豊富なため、毎年企画に悩まずに済み、クオリティの高い忘年会を開催できます。
忘年会会場は「ovice」!盛り上がるアイデアが盛りだくさん
バーチャル空間をオフィスやイベントスペースとして活用できる「ovice」では、忘年会プランも充実しています。ゲームや料理、会場レイアウトなどオンライン宴会に必要なコンテンツが全て揃っているため、幹事の負担が軽くなり、スムーズかつ飽きの来ない忘年会が実現可能です。
参加者はアバターとして同じ空間に存在するため、近くにいるアバターに話しかけることもできます。また、拍手やドラムなどの効果音でリアクションを表現でき、気持ちを周りに伝えやすいのも特徴です。
oviceを活用して社内イベントを開催した
9事例の詳細をご覧いただけます。
- oviceを活用した社内イベントのアイデア、成功のポイント
- 小規模~大規模なオンライン社内イベントの事例